平成29年正月

元日。家族勢ぞろいでお正月の集い。
祖母、父母、私夫婦、子2人一家7名全員顔を揃えて
正月を迎えた。
核家族化が進む中我が家は4世代同居。

昔は親戚兄弟一同に集めて酒を酌み交わしていたな~

昨日は嫁の実家に年始の挨拶に出向き
きょうは初詣と墓参りに行ってきた
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何をするわけでもなく家族で正月を過ごした。

晴天に恵まれた正月休み
いつもの小生なら年始から自転車でガンガン走ってる所

今年はなぜか穏やかに体と心を休めるかのように過ごし
ゆっくりスタートを切り始めた。
世にいう寝正月。。。

これはこれでなかなか気分がいい。

平成28年、小生は人生の節目の40歳を迎えた年でもあった。
30代の10年を経営者という重責で過ごした。
仕事もプライベートも荒波だった
とくに前半は失われた10年といわれる経済がデフレの状況
とにかく仕事が満足にないところからのスタートだった
向いてもいない営業の仕事をしながら
社員や協力会社と力を合わせ乗り越えてきた。

仕事を取り利益を確保し社員に飯を食わせることがどれだけ大変なことか
そんな中拡大路線に舵を切る小生。本当に無鉄砲だった。
大阪にも乗り込み大手企業相手に山ほど仕事した
裏切りや駆け引きもちろん騙されたことも多々。

価値を追求せずコストやボリュームとの闘い
結果、関西からは完全に撤退に至っている。
仕事を途切れさせたくないとか遊ばせたくないとか
質のない量を求め身のない価値のない仕事でも刈り取っていた

もう50年位前か祖父が創業し巨大な農業市場に
農業用倉庫が必要とされていた時代に鉄骨建築の普及
と共に成長した。
3代続く会社の中で20年前
会社名を今の名前に改め身内を取締役に入れ
公共土木事業の市場に参入した時代もあった。

10年ほど前父から経営を譲り受け社長として走り出して
時代の流れに淘汰され市場規模が縮小し経営パートナーであり
役員である身内からも裏切られ、結局当人は体調を崩し、
会社からも世の中からも淘汰された。

なぜ価値を求められなかったのか
請けて負ける、いわゆる請負からの脱却
今思うと三流いや四流の経営だ。

商売も3代も続くと波が色々変わるものだ。

プライベートでは息子を中高一貫の進学校に送り出し
どうしても理解しあえなかった元嫁と離婚
双方に人生の方向性が真逆という結論

今考えてみれば別に真逆でもどうでもいいのにと思う
息子にも娘にも悪いことしたなーと今でも反省している。

息子を引き取ったが今では大きく成長を遂げ私の反面教師で
大人な性格。その進学校の生徒会長を務めている。
そんな親子のもとに嫁に来てくれた今の奥さんにも感謝している
第三子も大きく成長してくれている。
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そしていま第四子に挑戦中。
少子高齢化に歯止めを・・・・
というわけではないが奥様が望んでくれているのだ。

30代中盤から自転車と出会い劇的なダイエットにも成功し見た目も
別人になり新しい人生に切り替えて走り出している。
有酸素運動が脳を活性化させるのか・・・
真剣にモノづくりのことを考えている事が多い
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新しく産み出した新商品
今年も新たな商材を産み出す構想を自転車に乗りながらずっと考えている
なんだろう・・・アドレナリンみたいなのが出るのかな
昔ドクター中松が水泳しながらメモ用紙にメモを取ってるのをテレビで見たことがある

去年の正月に今年はマジで真剣に自転車をやろうと決めた。
そして今の愛車を組み立てた
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もういくらかけたかわからん位機材投資もした

夏には宮澤さんと阿蘇を一緒に走り大きく刺激を受け一年間
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今年1年で11000キロを走破した。
一年でかなり成長していると思う。
登り坂が楽だし、走ってて楽しいのだ。

登りが苦しい、苦しい登りを乗り越えた先に下りがある
水戸黄門の人生楽ありゃ苦もあるではないが
終わりのない坂はない登った後は下りが待っていると
自転車の楽しみをそうやって楽しみながら趣味を続けてきた

しかし、、楽して進む乗り方がある、単純に筋力や心肺機能ではなく
スキルという世界。自分の体重を推進力に変えるコツみたいな
言葉じゃ言い表せないスキルを少しだけ身に着けました。

まだまだ目指すところからすると低いレベルの世界ですが
投資して練習を重ね自分が成長するのが楽しいのです。

仕事も同じではないか、苦労してやっても大した結果は出せないが
スペシャリストはさも楽に、楽しんでるかのようにこなす。
そのスペシャリストも最初からできたわけではない
経験と努力を積み重ねある部分のコツを掴んでるんですよね。

人生は終わりのないヒルクライム
緩い坂やきつい坂、時には平たん路、下りも少々。

ただ小生もロードバイクもバックはしません。後退はなし
前に前に推進します。
筋肉を駆使し体重も味方にし、高級機材で風を割き(笑)

組織も後ろ向くことなく前へ前へ。
欠点だらけの経営者だけど皆を率いて前へ進む。
経営者として尊敬するS社長の言葉
「現状維持、それすなわち後退」

成長のない会社は淘汰されるという事。
赤字とか黒字とか数字に惑わされると本質を見失う。

世界最強のエンジニア集団アラップには創業者オヴ・アラップが説いた
The Key Speechという企業としての哲学があるそうです。
もう50年も前のスピーチを今でもエンジニアの魂として受け継がれています。

利益追求とかコスト削減とか、極端な言い方どこの企業だってやってるじゃないですか。
もちろん赤字が続いては会社が経済的に存続しないので
分相応に儲かっていくことはむしろ当然かもしれないんですが。

そうやって経済ばかりが回っていく中に進化と変化が必要で
そしてその進化と変化の向かう矛先。

企業として存続する意味とか形とか価値とか・・・

会社=商売ですから、、「儲かってますか??」「ぼちぼちでんがな」
なんてかけあいはもう現代では経営とは言わないのかもしれません。

現代には無い新しい価値、新しいモノづくり、独創性、成長戦略。

元日に親父とゆっくり話時間が取れました。
最近は会う回数も少なくあまり会話することもなかったんですが
近況の考え方や状況の報告の中で。労働提供ではなく
価値の提供をする方向への考え方
請負業者からエンジニア事業への完全転換と脱却。

過去の流れ方時代や会社の背景がガラッと変わっているのも含めて
40歳のターニングポイントを機に会社の屋号変更をしようかと考えて
いる。
時代は常に変化しながら進化している。
自分のスタイルや得意とする仕事で価値を提供する。
スペシャリストでありエンジニアリング事業としての能力の提供
まだ哲学とか信念までは辿り着いていない。

「何のために物を作り続け利益を得るのか?」
と聞かれたら「社員のため、家族のため」
40になった小生にはこんな答えはない
by artcool | 2017-01-03 19:51

熊本県八代市で働く鉄工所3代目社長日記。


by artcool
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