イノベーション

建設業の仕事は現場に始まり現場に終わる

現場を見ると見えないものも見えてくる
机上論では語れない現場の質感。

小生は生粋の現場育ち
20代は殆どの仕事を現場でこなしていた
最近は現場に出向くことも滅多になく机上論で
話すことが多いが、、その机上論も現場の経験が礎になっている
現場を知り尽くしているつもりでも
最近の建設現場は色々とずいぶん様変わりしていて
小生の勘というか感覚と誤差があるのかもしれない・・・

STAFFに任せっきりで出向きもしなかった現場に最近出向き始めた
e0123699_13495000.jpg
現場で作業している感覚をみて開発や改良・改善につなげる糸口を
探し、そういう日常的作業の中から新しいアイデアを産み出そうとしている。

建築は既成概念の塊でもある。
仕様書や法規の決まりごとの中で設計し施工する。
しかしそういう常識の中に、力学的に不安定で脆弱な部分もある。

信じられない話かもしれないけど日本の建物って大地震や
大災害でも絶対壊れない建物なんて一つもないんですよね・・・
1000年に一度の規模の予測できない災害にどう備えるか?
阪神淡路の被災も色褪せた雰囲気の2010年
民主党政権時代に蓮舫率いる事業仕分けで
「一番じゃなきゃダメですか?」
「百年に一度の災害にそんな大金投じる意味あるんですか?」
と切り捨てていた。
災害対策やIT技術に税金を投入する必要ないとでも
言わんばかりの当時の考え方と時代の波。
東日本大震災や小生も被災した熊本地震を経験すると
100年に一度でも1000年に一度でも想定される災害には備えるべき
インフラや防災拠点、避難所を災害から守るのは大事なことだと思う。

自分がそういう仕事をしているからというのもあるけど
有事の際に近隣住民が逃げ込んできた避難場所が壊れてた・・・・
なんて間抜けというか本末転倒というか。。。。
役割を果たしていない感があるんですよね
熊本地震でもこういう事たくさんあったみたいです。

既に作ったものは仕方がないとしてもこれから作るものに対しては
安全性や災害対策をしっかりアピールしていかねばと、、、
e0123699_13500305.jpg
これは構造体から構造体に振動を伝えない制振装置の新製品
小生が開発した5つ目の特許申請中の原案
靭性の高い強度型の建築の時代はもう終わり免震や制振構造の方向に加速してます。
自動車も自動運転やEV化に一気に加速
そうやって時代は進化しイノベーションを起こし続ける
文明は進化していくのです。
この前記事にも書いた「現状維持それすなわち衰退」
というのはこういう事なんですよね


by artcool | 2017-06-02 15:53

熊本県八代市で働く鉄工所3代目社長日記。


by artcool
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30